いやさすがにこれは神話にしんわ(しないわ)~!

NOW'S THE TIME FOR THEIR SPLENDID COUNTERATTACK.

夏は南へ帰りたくなる

ぽちゃんです。

夏も終わりに近づいて、残暑が心配な8月末。

ふと思い出すのは祖父のことです。

 

小学生の頃は夏休みになると実家へ帰省し、祖父母や親戚たちとよく遊んでいました。

特に祖父は早起きで、太陽が昇る少し前には起きて農作業、飼っていたニワトリやメダカのえさやりなんかをしていました。

小さかった私はいつも9時以降にならないと起きなかったのですが、たまにはと思い立って祖父に起こしてもらったことがあります。

実家は南国、日が昇ればブチギレるほどクソ暑いのですが、早朝5時は全く暑くなかったのを鮮明に覚えています。涼しい風がそよいで肌を撫でていき、白んでいく空を眺めれば雲一つない晴天。メダカにえさをやり、ニワトリを遠目から眺め、畑で育てている野菜の手入れをする…。

 

祖父はあまり喋らない人で、実際に戦場に赴いていた人でもあります。マニュアルの軽自動車を運転して、山にも海にも連れて行ってくれた。自由研究も手伝ってくれた。一緒に貯金箱を作ったり、貝殻を集めたりもした。

 

祖父は数年前に他界しましたが、それでも思い出は色褪せない。

冷たい身体に触っても、すぐ起きてくれる気さえした。

 

手作りの梅干しも、梅酒も、もうこの世には存在しないけれど。

好きなことに変わりはないんですよ。

 

祖父がつけてくれた自分の名前、実はちょっと好きです(意味は聞きそびれ奴)。

今日も胸張って生きてきました。明日も生きていきます。